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青根 茂雄*; 森本 亮*; 阿部 浩之; 内田 裕久*
no journal, ,
水素吸蔵材料の水素反応において試料表面状態の情報は非常に重要である。そこで本研究では水素吸蔵材料であるPdの表面近傍にイオン照射により空孔型欠陥を生成させ、水素吸蔵特性に及ぼす影響について調べた。特に、イオン照射エネルギー及び照射量の違いによる水素吸蔵初期反応速度(水素化速度)への影響を調べた。用いたイオン種はHイオン,Arイオン,Xeイオンで、30350keVで、110, 110, 110/cmのフルエンスを照射した。水素吸蔵評価では照射サンプルそれぞれ1サイクルの吸放出実験を行い、各サンプルの水素化速度を測定した。その結果、未照射サンプルよりもイオン照射したサンプルの方が高い水素化速度を示し、照射エネルギー、あるいは照射量が増えるにつれて、水素化速度が向上する傾向が見られた。このことより、試料表面にイオン照射により空孔型欠陥を形成することが、水素化反応の向上に有効であることが明らかとなった。また水素化速度向上のイオン種依存性も観測されており、欠陥形成だけでなく、試料内部に若干残留するイオンの性質や状態も水素吸蔵特性に影響を及ぼすことが示唆された。
鈴木 芳代; 坂下 哲哉; 辻 敏夫*; 小林 泰彦
no journal, ,
線虫は、エサがない状態でNaClを経験すると、本来有しているNaClに近づく性質(化学走性)が変化し、NaClを避けるようになる(化学走性学習)。本研究では、このような学習を成立させる「神経状態の変化」を突き止めることを目的に、線虫の神経回路の数理モデルを作成、学習成立前後の神経状態を推定する。本発表では、学習前後の「神経状態の変化」の推定結果を示すとともに、生物実験による網羅的な解析を回避する一方策としてのモデルを用いた仮想実験の可能性を議論する。